本来どんな意味を持つ言葉なのか
「バリデーション」という言葉の意味
業界によっては聞いたことがあると言う人もいるかもしれませんが、改めて「バリデーション」という言葉の本来の意味をおさらいしておきます。
バリデーション(validation)は、検証・実証・認可・妥当性といった意味を持つ名詞です。動詞であれば「validate」と表記しますが、日本ではこのバリデイトを使わずに「validation」に「する」をつけて「バリデーションする」という使い方をされる場合が多いです。
たとえば「提出書類をバリデーションする」のように使う場合には、あらかじめ規定された条件や用途に合った記述がされているか、そのデータに間違いはないか、ということを検証する意味合いとなります。注意したいのは、あくまで適合性を判断するためのものであって、良し悪しを判断するものではないということです。「バリデーション」=「形式の妥当性」と覚えておくと良いでしょう。
英単語の中にはバリデーションと同じく「確認する」という意味合いを持った言葉がいくつかありますが、そのニュアンスはそれぞれ異なっています。代表的なものを紹介しますので、バリデーションとの違いを確認してみてください。
類義語「ベリフィケーション」
バリデーションと似た言葉のひとつにベリフィケーション(verification)があります。こちらは、「質の検証」を意味しています。似た言葉ではありますが、バリデーションは「形式の検証」なので着眼点に違いがあります。
たとえば「設計された通りの品質で製品ができあがったか」を確認するのはベリフィケーション、「設計された通りの品質で製品ができあがるかどうか」を証明するのがバリデーション、というように、似ているようでもその意味は異なっています。
類義語「コンファーム」
キリスト教の一部の教派で「コンファーム」は「~に堅信礼を行う」という使い方をされており、強い確認・堅信を意味する言葉として理解されています。そのためプライベートよりもビジネスシーンにおいて使われることが多く、「最終的な確認」という意味合いを持っています。
類義語「チェック」
確認するという意味の英単語で一番馴染みのあるものだと思いますが、実際に日常的に使われることも多い言葉です。バリデーションは妥当であるかどうかを確認する言葉であるのに対し、チェックは「目を通す」という意味合いの言葉です。したがって、妥当であるかどうかまでは含まず、形式ばった単語でもないため、「明日の天気をチェックする」などのようにあらゆるシーンで使われます。
日常生活の中でも試してみよう
バリデーション療法のテクニックは、豊かなコミュニケーションや信頼関係の構築にとても役立ちます。多くの項目がありますが、その1つひとつはすぐに実践できるものなので、まずはできそうなことから始めてみましょう。
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