認知症の人への接し方のポイントを押さえてバリデーション療法を実践してみよう

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2020.04.06

接し方のポイント

なるべく叱らない・否定しない

認知症の人は自分の感情をうまく表現できないことがあります。そのため、周りからは理解しがたい行動をとる場合がありますが、できるかぎり叱ったり否定しないようにする必要があります。真実や、こうあるべきといったことを何度も言い聞かせようとしても、その意味が理解できずただ反感を抱かせる結果になる場合が多いです。
本人や周りの人への危険が伴う際には強い言葉になってしまうこともあると思いますが、できるだけ本人の意思を受け止め、その真意を汲み取るようにしましょう。叱られたり否定されたことについてはただ不快感だけを記憶してしまうので、それが蓄積するとさらに状態が悪化する可能性が高いです。まずは耳を傾け本人の気持ちを理解した上で、そのような言動になった原因を探求していくと良いでしょう。その際に、バリデーション療法のテクニックを使ってみると良いかもしれません。

なるべく叱らない・否定しない

孤独を感じさせないようにする

ストレスが蓄積すると、大声を出したり暴力的になったりする傾向があります。理解できないからと言って無視や放置をすると孤独を感じ、それがストレスとなり悪循環を生んでしまいます。ケアを行う人はもちろんのこと、他の人との交流を持つ機会を作ると良いでしょう。孤独感や不安は認知症を悪化させてしまうので、コミュケーションは重要なポイントとなります。
また、本人ができることを把握し、それをやってもらうようにお願いするのも良い方法です。自分は必要な存在なのだと認識することで気持ちが安定したり、信頼関係を構築するのにも役立ちます。ただし無理にこちらの要求を呑んでもらおうとするのではなく、あくまでも本人のペースに合わせる必要があります。

孤独を感じさせないようにする

行動をよく観察する

体調不良から気持ちのバランスを崩し、不快感が表面化する場合があります。代表的な例として、脱水と便秘には注意が必要です。水分が不足することによって認知力が低下したり、便秘が異常な行動の引き金になったりすることもありますので、こまめな水分補給を心掛けましょう。特に認知症の人は、近くに水を置いておいても飲むのを忘れてしまったり、エアコンを適切に使用できなかったりするために脱水症状に陥る可能性があります。
体調管理を行うためには、普段から行動をよく観察することも大切なポイントです。そわそわしているのでトイレに行きたいのかもしれない、浮かない顔をしているので今のケアが嫌なのかもしれない、というように、さまざまな変化をみのがさないように心掛けましょう。

行動をよく観察する

日常生活の中でも試してみよう

具体的な実践方法

バリデーション療法のテクニックは、豊かなコミュニケーションや信頼関係の構築にとても役立ちます。多くの項目がありますが、その1つひとつはすぐに実践できるものなので、まずはできそうなことから始めてみましょう。

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